慣れは恐ろしい

慣れは恐ろしい

美容師をしていると最初のアシスタント時代には、学生時代の友人などと交流があり、他の職種の人がどの様な生活をしていたり、その程度の収入を得ているのか、等と言う情報交換が出来たので、自分が如何に過酷な仕事をしているのか、と言う自覚があるようです。

 

それでもいつかは美容師として成功して…という夢の方が条件の悪さより勝っていると言う時期かもしれません。
ですがだんだんと自分はこんな生活をしていて良いのだろうか、と言う疑問も感じるようになります。明らかに働き過ぎ、美容室に居る時間が長すぎる、それなのに給料はそんなに高くない、このまま美容師の仕事に埋もれてしまって良いのか、と言う感覚になる様です。

 

ですがもっと怖いのは、その生活に疑問を感じなくなっていく事でしょう。
もちろん美容師と言う仕事が楽しくても、毎日働くことがとても楽しい、という生活であるならば、それはその人の幸せだ、といえるかもしれませんが、ふと気づいた時に、他の人たちの生活ぶりを垣間見ると、プライベートを楽しんだり、仕事以外の事にも興味を持って輝いている姿を見ると、明らかに自分の生活とその人達の生活のズレと言うのを感じる事でしょう。

 

それは何が「過酷」か、と言う事がマヒしてしまっている状態に落ち居ているからなんですね。おそらくそういう時期には過酷な状態で働くことが普通になってしまっているのでしょう。
小岩 美容室